せっかく大事に育てたトマトが収穫前に皮が割れてしまって残念(=_=)
って体験ありますよね?
特にミニトマトや中玉トマトがよく裂果すると思います。
皮が裂けてしまうとすぐに収穫しないと裂けた部分から腐って食べられなくなります。
本当に凹んでしまいますよね。
今回の記事では
- トマトが裂果する原因って何?
- 裂果防止するにはどうしたらいい?
- 安くできる簡単な対策
についてまとめてみました。
もくじ
トマトの皮が割れる裂ける原因
トマトの皮が割れる原因は3つあります。
- 水分を急激に吸収してしまった
- 雨が実に直接当たり衝撃で皮が裂ける
- 真夏に実が高温になり皮が耐えられなくなる
強い雨降りの翌日にトマトの実が割れていることが多いことから、なんとなくあなたもわかっていたと思います。
ミニトマトなんか実の皮が薄いので強い雨で簡単に皮が裂けてしまいますよ。
また、梅雨時期など水分を急激に吸収することによって、トマトの実が内部から急に実ってくるので皮の成長が間に合わずにパリンと裂けるという理由もあります。
トマトという品種は南米の高地で栽培されていたので、もともとそんなに水分ない状況でも育つものなんですよね。
日本では梅雨もあるしナスやキュウリと同じように水を与えすぎるとトマトにはあまりよくないです。ほったらかしで自然の雨の水分だけで育てた方が甘くなったりします。
過保護すぎると裂けたり、水分だらけになって甘みが薄れることもあります。
うちの大玉トマトは上の2つの原因以外にヘタと実の境目に水が溜まり、そこから腐り割れるというパターンが多いです。
この部分に雨が降ると水が溜まるんですよね。
この写真のトマトの場合はちょっと傾いているので、そんなに水は溜まらないと思いますが気を付けてチェックしないと茶色くなってくるんです。
ん??すでに茶色くなりつつある(-_-;)ヤバイ
じゃあどうするの?ってことですが。。。
トマトの裂果防止するには?
裂果の防止策は簡単です。
- 雨が当たらないようにビニールで屋根を作る
- 水分を急激に吸収させないようにマルチを張る
ホームセンターでも売ってますよね。
雨よけハウス トマトの屋根 nt-18間口1.2×奥行1.84×高さ1.75m
僕もこのビニールのアーチのアイテムを買おうと思いました。
だけど、うちの畑は風当たりが強い場所なのでしっかりと固定しないと簡単に風で飛ばされるでしょう。台風なんて来たら一発で粉々です、たぶん(+_+)
たまに透明のビニール傘をトマト苗の上に差している可愛い光景を目にしますが、よほどしっかりと固定しないと風が吹けば飛ばされますよ。
風の影響を受けない場所であればお金は3,000円くらいかかるけどビニールのアーチ屋根設置する価値はあります。
土にも雨が当たらないので水分を抑えることができるし泥はねによる病気の予防も期待できますからね。
あと、僕は黒マルチってあまり好きじゃないです。
理由はエコじゃないから。。
マルチって使い終わればゴミになるでしょ?
マルチを使うんだったら、僕だったら敷きわらにします。
敷きわらは古くなったらそのまま畑の土の中に埋めて堆肥に利用できますからね。
トマトの裂果を防ぐ簡単な対策
僕の畑は風当たりが強いのでビニールの屋根の設置はあきらめました。
で、どうしたのかというと手作りの「トマトの傘地蔵」作戦です(^.^)
ホームセンターで見かけたのです。
トマトの傘アイテムを。
一瞬購入しようと思ったけど、「あれ?これって自分で作れない?」って思って自作しました。
用意したのはクリアファイルのみ。
クリアファイルは100均で10枚100円で売ってます。
写真にセロファンテープも映ってますが、必要なかったです^^;
クリアファイルを半分にカットして、さらに正方形にカットします。
正方形にカットしたら角に8センチほどの切込みを入れます。
苗の茎に固定するための切込みです。
切込みを入れたら、茎に当たらないように大きめにはさみで切ります。
固定する紐を通す穴をパンチングの工具があれば開けます。
パンチングがあると綺麗に穴が開きますよ。
パンチングはベルト穴を追加するときによく使いますよね。
これで完成!!
製作時間5分。慣れれば3分で作れます。
ちなみにファイルは横が22センチだったので縦30センチを正方形にカットしました。
トマトに雨が当たらないように傘をする
あとは茎にひもで固定するだけで簡単な雨避けになります。
これだけで雨がトマトの実に直接当たって実が割れるという原因から解放されます。
うちではヘタに水が溜まり腐る→割れるというパターンが多かったので、これで「裂果」することはほとんどなくなりましたよ。
完ぺきに裂果対策するのであれば、さらに土に黒マルチもしくは敷きわらをして水分調整すればいいでしょう。ミニトマトや中玉トマトは水分を抑えることもした方がいいかもしれません。
うちでは大玉トマトしか作らないのでそこまでは対策しないです。
もう一つのトマトの品種…何だったかな??外国の品種だったけど名前を忘れました。
卵型の実で料理に適しているというトマトです。
そちらにも実が大きくなり梅雨時期になったので傘をしました。
これで完璧!!
その後どうなった?自作の傘は効果あるのか?
自作のトマトの雨避けの傘を作りましたが、梅雨時の大雨の後に心配になって大玉トマトを見に行きました。
トマトに傘を付けてみて裂果効果はあったのかということですが…
これが見事に失敗でした(+_+)
ご覧のように見事にヘタの部分が裂けて腐りかけていました。
この前の晩にものすごい豪雨だったんです。
叩きつけるような豪雨でトマト自体には雨は当たらないから裂果はしないだろうと思っていましたが、この通りです。。。
前の日に確認した時には綺麗なトマトだったんですよ?
ということで、トマトに傘を付けても裂果効果はないということです。
裂果の原因は水分の取りすぎによることです。
トマトの肌が水分の取りすぎによる成長に追いつけずに裂けてしまうのです。
じゃあ、どうすれば裂果防げるの?
苗を植えた土の部分に黒マルチを張るしかないです。
梅雨時の水分過多を防止するしかないです。
マルチを張るのは一苦労ですが、裂果も防げるし、雑草が生えることも防げます。
本気で大玉トマトの裂果を防ぎたいならば黒マルチを張ることです。
まとめ
トマトが裂果しない方法をザックリとまとめてみます。
- ミニトマト中玉トマトは皮が薄いので雨が直接当たらないように対策する
- 大玉トマトはヘタに水が溜まると害なので対策する
- 風が強くないならばお金かかるけどビニールアーチ屋根がおすすめ
- 雨が多い地域なら土にもマルチや敷きわらをする
- トマトに水をあげすぎない
- というか、放置でも十分育つ
放置で育てるのが不安ならば、葉がクタンと垂れ下がってきたら水をあげる程度で大丈夫です。
水をあげすぎて育てたトマトはみずみずしいけど甘みがないですよ。
それに茎ばかり太くなって実が小さいなんてことにもなります。