トマトの葉に白い斑点が広がっていることってないですか?
正常な葉の状態ではないことはわかるけど、これって何かの病気なのか?放置しても大丈夫なのか?
またトマトの実を収穫して食べることはできるのか?人体に影響ないのか?など小さい子供がいれば余計に心配になりますよね。
この記事ではそんな不安要素を解決できます。
もくじ
トマトの葉に白い斑点多数発見!
ちょうど梅雨時でした。
二週間ほど雨が続いて、やっと晴れ間が広がったので、家庭菜園の畑の様子を見に行った時でした。
「なんだ?この白い斑点は!?」
最初、鳥の糞かナメクジが這った跡なのかと思いましたが、よく観察するとミニトマトと大玉トマトの葉全体に白い斑点があるではないですか(-_-;)
「カビ??」
白いカビのような斑点がたくさん葉の表面にありました。
確か数日前雨の日に確認したときは、白い斑点なんてなかったはずなのに…
白いカビということで、最初これが「葉カビ病」だと思っていました。
だけど調べてみると、これは「うどん粉病」でした。
トマトの葉にできる病気は主に3つあります。
「うどん粉病」と「葉カビ病」、そして、「すすかび病」です。
簡単な見分け方を教えます。
- うどん粉病→白い斑点
- 葉かび病→茶色もしくは黄色く枯れてくる
- すすかび病→黒い斑点
うちのトマトの葉は白い斑点が広がっていたので、間違いなく「うどん粉病」です。
トマトの葉がうどんこ病になる原因
トマトのうどん粉病はカビの一種です。
葉の表面に白い粉を胞子を発生させて、雨が降ると胞子が破裂してほかの葉に伝染します。また風で周辺に飛び散り伝染します。
うどん粉病でできる原因は主に6つあります。
それぞれ説明します。
日照不足
まさに梅雨時期ですね。
うちも梅雨時期に発症しましたから。
湿度が高い
これも梅雨時期ですね。
雨が降り続いて水やりする必要がないくらいでした。
風通しが悪い
葉が生い茂っていて確かに風通しは悪かったですね。
昼夜の温度差が激しい
梅雨時で日中と夜との温度差はありました。
日中でも20度に届かない肌寒い日もあるくらいでした。
乾燥している
雨が続いてから急に晴れて乾燥している日でした。
株が弱っている
実が多くつき、2メートルくらいまで枝が伸びてトマトの体力が弱くなっていると、うどん粉病は発生しやすいです。
うちのトマトも実が多くなり過ぎていた状態でした。
2メートル近く、または7段目の花が咲いた時点で頂点の芯を剪定して止めてあげることが大事です。
欲張りすぎると病気になる原因です。
トマトの葉がうどんこ病になったときの対策
病気にならないための予防としては、「葉が多くなったら風通しを良くするために剪定、株は高くなり過ぎないように頂点を剪定、適度な湿度を保ち、日当たりを確保することです。」
でもなかなか仕事をしていると、十分に野菜の管理って難しいと思います。
これはあくまでも理想です('ω')
うちのトマトは葉全体にすでにうどん粉病が広がっていたので、すぐに葉が出ている根元の枝から剪定しました。
株の7割がたの葉を剪定しました。
うどん粉病ってすぐにほかの苗にまで広がるので、時間がないときは躊躇なく葉をカットしたほうがいいです。
うどん粉病のカビが付いた部分は光合成をおこなうことができないので、放置すると葉が枯れ、どんどん広がります。
うどん粉病が発症した葉はもう回復しないので、早期発見と予防が大事です!
もし、家に食品用の重曹があるのであれば
重曹1gに対して、水1ℓを用意してスプレーに入れてうどん粉病になった葉に優しくまんべんなく噴射してやればいいです。
激しくすると胞子がはじけて伝染しますので、あくまでも優しく噴霧です。
僕のように全体に広がっている場合は、剪定したほうが早いです。
うちのミニトマトも御覧のように葉は下のほうだけの状態になりました。
葉を全部剪定しちゃうと光合成できないので、実の成長に影響します。
大きく成りづらいし赤くなりづらい、甘くなりづらいです。
剪定した葉はその辺に放置しないで、袋に入れて処分しましょう。
カビの一種なので空気に乗って伝染します。
うどん粉病になったトマトは食べられるのか?
小さい子がいる家庭では、うどん粉病になったトマトを食して大丈夫なのか心配になるかもしれませんが、普通に食べられます。
そしておいしいです♪
僕はバンバン収穫して食べていますが、全然平気です。普通のトマトです。
どうしても子供に食べさせるのに抵抗があるのなら、あげないほういいと思います。
まとめ
- トマトの葉に白い斑点が出てきたら「うどん粉病」
- 広がる前に葉を剪定
- 剪定した葉は袋に入れて処分
- 6つの原因がある
- 実は食べられる
うどん粉病って雨が続いて湿度が高い状態で、急に晴れて乾燥したときに発生しがちです。
1日であっという間にトマトの株全体に広がるので梅雨時期はこまめに観察したほうがいいですね。