9月に入ってから白菜の苗を購入し畑に植え、順調に育ってきましたが、ここ最近急に白菜の葉が穴だらけになっていることに気づきました( ゚Д゚)
苗を植えてすぐに虫対策のために防虫ネットでトンネル栽培したんですが、どこからか虫が入り込んだようなので罠を仕掛けてその犯人を生け捕りにしました。
ヨトウムシが犯人だと思っていましたが、意外な虫でした。
この記事では
- 白菜にたかる害虫の種類と特徴
- 虫食い対策
- 安上がりでできる無農薬の駆除方法
を教えます。
罠に入り込んだ虫の瞬間の貴重な画像も載せましたのでご覧ください。
白菜の虫食い対策教えます。
うちの被害が大きい白菜の画像です↓
こんなに穴だらけに食べられてしまいました。
ちょっとこれ以上被害が大きくならないうちに対策しなくてはいけませんね。
と、その前に虫食いした犯人捜ししましょう。
犯人を特定しないと対策の立てようがありません。
白菜の葉を食べる害虫って限られます。
おもにこの4種類です。
- 青虫
- アブラムシ
- ヨトウムシ
- ハスモンヨトウ
参考:http://www.naro.affrc.go.jp/org/narc/daizu2020/index.html
この中でも青虫、アブラムシは苗を植え付けてすぐに防虫ネットで囲ってしまえば、防ぐことができます。
(最初から苗に卵を産み付けられている場合もありますが)
ハスモンヨトウは地面を這って移動するので、防虫ネットと地面の隙間を完璧になくせば防げます。
厄介なのはヨトウムシです。
ヨトウムシは畑の土の中に隠れていて夜になると這い出てきて白菜を食べます。日中は土の中に潜んでいるので姿を見ることはまずないです。
なので白菜の葉が穴だらけに虫食いされたら、まずは白菜の葉の表面に虫がいないか注意して確認します。
うちの白菜には糞がかなりあったので、コナガやアブラムシの仕業ではないようです。
ここにも黒い糞発見!
こっちには緑色の糞があったので青虫が潜んでいるのかと注意して探しましたが、いませんでしたね。
注意して葉の裏や奥をめくって探しても見つけられなかったので、どうやら犯人はヨトウムシと確信しました。
ヨトウムシは夜行性なので日中に見つけられないことが多いです。
ヨトウムシは苗の近くの土の中に潜んでいます。
なので、白菜の根を痛めないように優しく土をかき分けてみれば発見できます。
私も土を掘って探しましたが、見つけられませんでした。
ということで、ヨトウムシを生け捕りすることにしました!
白菜にたかる虫の駆除と生け捕りトラップ
ヨトウムシは米ぬかが大好物です。
米ぬかはホームセンターやスーパーでも手に入りますが、田舎のほうだとコイン精米機の横で無料でゲットできます♪
「ご自由にお持ち帰りください」…なんて親切なんだろう。
生け捕りトラップはペットボトルと米ぬかだけで作れます。
白い袋に入っているのは米ぬか。
ペットボトルの底5cmくらい残してはさみでカットします。
そこに米ぬかを入れてトラップ完成!
あとは白菜の苗の近くに地表と同じ高さに掘って、トラップを仕掛けます。
こんな感じで地表ギリギリにしてヨトウムシが入りやすいようにします。
生け捕り成功!
罠を仕掛けたのは16時辺りです。
さて、そろそろ何か罠に引っかかっているのかと懐中電灯を持って19時に外に出て確認。
すると、防虫ネットにナメクジ発見!
「なんだよー」と思いつつ、捕獲して駆除。
この時はナメクジがただ防虫ネットに偶然くっついているだけかと思っていたら、これが違うんです。
防虫ネットの中を懐中電灯で照らしてみたら、白菜の葉をナメクジが食べているではないですか!!!
すぐに捕獲して駆除!
まさかと思って、生け捕りトラップを確認したら、なんとナメクジが頭を米ぬかに突っ込んで食べているではないですか( ゚Д゚)
「え?犯人ナメクジだったの???ヨトウムシは??」
白菜をかき分けてヨトウムシを探しましたが、ナメクジばかり発見。
さらに20時
今度は1時間後の20時に外に出て確認しました。
またナメクジが防虫ネットにくっついています。
捕獲して駆除。
違う白菜をナメクジが食べているのを発見!
捕獲して駆除!!!
違うトラップには同時に2匹のナメクジが顔突っ込んで米ぬか試食。
しかも白菜の葉から降りてきているヌメヌメの跡もあります。
ナメクジってそんなに米ぬかが大好物だったのか?初めて知りました。
というか、ナメクジって匂いを察知できる能力があるんですね。なんだか怖いですよね?
結局、ヨトウムシが白菜を食べ散らかす犯人かと思いましたが、一匹もいなくて、ナメクジだけ大量発生して白菜を食べていました。
この後20時にも庭に出て何匹もナメクジを捕獲して駆除しました。
駆除しても駆除してもどこからかナメクジが現れるので、正直きりがないです。
もう眠かったのでこれ以上は確認しませんでした。
白菜を無農薬で虫を追い払う方法
白菜の虫食いの原因はナメクジだった。
でも毎晩、罠を仕掛けて駆除するのも面倒ですよね?
なので、安上がりに害虫を追い払う方法に着手しました。
しかも無農薬です。
野菜には何の影響もないお金のかからない駆除方法です。
この方法は知り合いの家庭菜園のプロに教わりました。
何を使うのかというと、「木酢液」です。
木酢液はスーパーやホームセンター、ドラッグストアの園芸資材のコーナーで売っています。
値段は400円ほど。
木酢液は微量成分を多く含んでいて、植物の生育を促進したり、土壌中の有効微生物を活性化して土壌改良にも効果があります。
また、犬や猫の糞対策としても使えます。
野良猫の通り道に木酢液をかけておくと猫は匂いで避けて通ります。
それくらい匂いがきついんですね。
人間からすればただの木炭の匂いなんですが、虫にもかなり効果的です。
木酢液は1,000倍に薄めて使うので、かなり経済的です。
このくらい木酢液をペットボトルに入れて、あとは水で割るだけで完成です。
私はペットボトルの先につけると、じょうろみたいに使える挿し口を100均で購入して使っています。
木酢液の効果は?
木酢液を薄めた水を白菜の葉に普通に水を与えるようにかけるだけで、あれ以来全然ナメクジも他の害虫も発生していません。
もちろん、白菜の葉も全然食べられていません。
匂いを察知できるナメクジにも匂いが強烈にわかるのでしょう。
あれ以来一匹もナメクジ見たことないです。
木酢液、、かなり使えます。
まとめ
白菜の虫食いって青虫やヨトウムシが主に言われていますが、ナメクジが犯人だとは予想外でした。
しかもトラップに引っかかって食事中を目の当たりにするとは思いませんでした。
白菜の害虫対策として「オルトラン錠剤」「スミチオン乳剤、モスピラン粒剤」の名前をよく聞きますが、私は木酢液をおすすめします。
安くて効果抜群です。
白菜の虫食いで困っているならばぜひ試してみてください。